中東情勢緊迫化で10年債利回り4.665%に上昇、米国債利回りは当初ほぼ横ばい

中東情勢緊迫化で10年債利回り4.665%に上昇、米国債利回りは当初ほぼ横ばい

米国債利回りはその後上昇し、金は2週間ぶり高値圏の下で推移した。米国によるイランへの攻撃再開や原油高、米連邦準備制度による追加引き締め観測が相場を動かした。

ファクトチェック
WSJはこの正確な数値を直接確認しており、中東情勢の緊張再燃を受けた債券売りによって、2026年7月22日水曜日に米10年国債利回りが4.665%に上昇したと報じている。CNBCの7月22日付記事も、この水準(4.659%)とその要因を裏付けている。すなわち、米国によるイランへの新たな攻撃、原油価格の約3%上昇、そしてFRBの利上げ観測の再燃である。ロイター(7月23日)は、金が2週間ぶり高値を下回る水準にあること、原油価格の上昇、そしてFRBの金融引き締め観測を確認している。4.665%の利回り、中東・イラン情勢の緊張、原油高、金が2週間ぶり高値を下回っていること、さらにFRBによる追加引き締めの可能性という主張の全要素は、いずれも主要金融メディアの報道によって独立に裏付けられている。
要約

米国債利回りは水曜早朝にはほぼ横ばいだったが、その後の取引で上昇し、指標となる10年債利回りは午後遅くの取引で4.665%に達した。Tradewebによると、5月19日に付けた2026年の日中高値4.687%をわずかに下回る水準である。イランへの米軍攻撃や紅海でのフーシ派による石油タンカー攻撃を伴う中東情勢の再緊迫化で原油価格が上昇し、インフレ懸念が強まったことで、投資家は米連邦準備制度の見通しを見直した。金は2週間ぶり高値圏で推移し、スポット金は一時4,165.87ドルまで上昇した後、1オンス当たり4,133.39ドルとなった。一方、8月限の米金先物は0.4%安の4,136.8ドルだった。市場では次回会合で米連邦準備制度が金利を据え置くとの見方が大勢を占めていたが、先物市場は年末までに少なくとも1回の利上げをなお織り込んでおり、金利動向に敏感な2年債利回りは17カ月ぶり高水準に上昇した。

用語解説
  • 米国債利回り: 投資家が米国政府債務から得る利回り。
  • ベーシスポイント: 1パーセントポイントの100分の1。
  • 利息を生まない金地金: 利子を支払わない現物の金。