
米国債利回りはその後上昇し、金は2週間ぶり高値圏の下で推移した。米国によるイランへの攻撃再開や原油高、米連邦準備制度による追加引き締め観測が相場を動かした。
米国債利回りは水曜早朝にはほぼ横ばいだったが、その後の取引で上昇し、指標となる10年債利回りは午後遅くの取引で4.665%に達した。Tradewebによると、5月19日に付けた2026年の日中高値4.687%をわずかに下回る水準である。イランへの米軍攻撃や紅海でのフーシ派による石油タンカー攻撃を伴う中東情勢の再緊迫化で原油価格が上昇し、インフレ懸念が強まったことで、投資家は米連邦準備制度の見通しを見直した。金は2週間ぶり高値圏で推移し、スポット金は一時4,165.87ドルまで上昇した後、1オンス当たり4,133.39ドルとなった。一方、8月限の米金先物は0.4%安の4,136.8ドルだった。市場では次回会合で米連邦準備制度が金利を据え置くとの見方が大勢を占めていたが、先物市場は年末までに少なくとも1回の利上げをなお織り込んでおり、金利動向に敏感な2年債利回りは17カ月ぶり高水準に上昇した。