この届け出により、アムステルダム拠点のAIクラウド企業に対するエヌビディアの2026年3月の20億ドル投資が正式に裏付けられた。ネビウスは5ギガワットのインフラ目標を掲げるとともに、拡大に向けた新たな借り入れ資金も確保している。
ナスダック上場のアムステルダム拠点AIクラウドインフラ企業ネビウスについて、エヌビディアが9.3%の実質保有比率を開示するSchedule 13Gを提出したことを受け、ネビウス株は7月20日の時間外取引で上昇し、翌朝にも上げ幅を維持した。この届け出により、2026年3月11日に公表されていたエヌビディアの20億ドル投資が正式な書類上でも確認された。保有内容は約119万株のクラスA普通株式に加え、事前払い込み型ワラントを通じて取得可能な約2107万株で構成され、合計は約2225万株となる。受動的投資家としての届け出であることから、エヌビディアが同社の支配権取得を目指していないことも示している。 今回の開示は、ネビウスがAIインフラ拡大を加速させる中で行われた。同社は2030年までに5ギガワット超のハイパースケールAIクラウドインフラを展開する目標を掲げており、7月17日にはGPUインフラ資産を裏付けとするシニア担保付債務ファイナンスで7億7500万ドルを調達し、世界展開を支える資金を確保した。ネビウスは旧Yandex N.V.の再編でロシア事業を切り離した後に発足し、アムステルダム上場・ナスダック取引の企業として、ロシア国外のAIインフラとクラウドサービスに注力している。