
米通商代表部のグリア代表がワシントンで新たな関税措置の準備が進んでいると示唆したとウォール・ストリート・ジャーナルが報じ、7月24日の期限を前に国別の貿易措置が打ち出される可能性への市場の注目が一段と高まっている。
米通商代表部のグリア代表は、米国が新たな関税措置の準備を進めていると述べた。これを受け、トランプ大統領が早ければ今週にも数十カ国に対し新たな貿易措置を発動するとの見方が強まっている。市場ではすでに、7月24日以降に期限を迎える10%の一律関税に代えて、通商法301条を用いた国別関税が導入されるかどうか、また通商交渉で合意した韓国に対する15%の上限が維持されるかどうかを注視している。より広範な関税導入となれば、輸出企業に打撃を与え、サプライチェーンを混乱させ、輸入コストを押し上げるほか、インフレ期待、金利見通し、市場全体のリスクセンチメントを左右する可能性がある。