Ondo Finance上昇、DTCC連携とRWA需要がONDOを下支え

ONDOは0.403ドル近辺で推移した。トークン化資産関連銘柄への幅広い買い、DTCC関連のトークン化証券拡大、米規制環境への楽観、さらにOndoとSBIの提携が注目材料となった。

ONDO

要約

Ondo FinanceのONDOトークンは7月21日ごろも注目を集めた。実物資産(RWA)関連銘柄への需要に加え、トークン化証券のインフラに関する新たな進展が重なったためである。ONDOは約0.403ドルで取引され、ある情報源は日次で15.71%上昇の0.4030ドル、別の情報源は24時間で3.06%上昇の0.402932ドルとしている。後者は、1日の取引高が2億838万ドル、時価総額が約19億6000万ドルで35位と報告した。 トークンを支えた要因としては、セクター全体への買いに加え、デジタル商品分類を巡るSEC(証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)の議論を受けた米国の規制環境改善への期待、さらにOndoのDepository Trust & Clearing Corporation(DTCC)のトークン化インフラとの統合が挙げられる。Ondoによれば、CRCLonとSPYonは現在、DTCCのTokenization Serviceを通じて作成されたDTC Tokenized Entitlementsに接続している。これらはCircle株とSPDR S&P 500 ETFの持ち分を表しつつ、従来版と同じ権利、保護、CUSIP識別子、市場シンボルを維持する。DTCCは7月に限定的な本番稼働を開始し、2026年10月により広範な展開を予定している。ワーキンググループには50社超が参加している。 このほか、DTCCがブロックチェーンベースの株式取引処理の試験運用を開始するとの7月の報道、Robinhoodが7月にOndoのトークン化資産の新たな流通チャネルとしてRobinhood Chainを立ち上げたこと、Ondo Perpsの7日間取引高が10億ドル超、累計で30億ドル超に達したこと、さらにOndoと日本のSBIグループによる資産トークン化とJPYCベースの決済に関する提携も、追加の注目材料となった。

用語解説
  • 実物資産(RWA): 伝統的な資産をトークン化したもの
  • DTCC: ポストトレード市場インフラの提供者
  • DTC Tokenized Entitlements: 伝統的な証券保有を表すトークン化記録