
KubernetesとIstioの設定ミスに起因する50分間のサービス障害により、Coinbaseの個人向け、機関投資家向け、開発者向け各プラットフォームで主要ワークフローが停止したが、顧客資産が危険にさらされることはなかったと同社は説明した。
Coinbaseは、2026年7月14日に発生したサービス障害が約50分続き、個人向け、機関投資家向け、開発者向け各プラットフォームで送金、カード決済、オンチェーンサービスに影響したと明らかにした。同社によると、障害は共有本番Kubernetesクラスター(コンテナオーケストレーションシステム)の定例更新中に意図せず発生した設定ミスに起因し、リソース名の衝突によってIstioイングレスゲートウェイ(ネットワークトラフィックの入口)に関連するコンポーネントが変更された。米東部時間午後12時37分にクラスターへの受信トラフィックが停止し、取引決済、送金、カード承認を処理する内部の非同期ワークフローが停止した。個人顧客はプラットフォーム外取引、入金、出金を完了できず、Coinbase Cardのデビット決済は拒否され、Baseとソラナ上のCoinbase DEX(分散型取引所)スワップは利用不能となったほか、Exchange、Prime、Developer Platformの利用者でも送金、決済、オンボーディング、資金移動、オンランプサービスで失敗や遅延が発生した。Coinbaseは、ゲートウェイサービスが米東部時間午後1時20分に復旧し、午後1時23分に障害対応が完了したと説明しており、その後まもなく大半のサービスが追いつき、残る滞留分もその後数時間で解消したとした。同社は顧客資産にリスクはなく、配備時のチェック強化、より耐障害性の高いツール、緊急時の復旧手順の迅速化などの再発防止策を示した。