日銀利上げ観測強まり、円は40年ぶり安値圏で下げ渋り

日銀利上げ観測強まり、円は40年ぶり安値圏で下げ渋り

USD/JPYが163.65を付けた後、円は1ドル=163円前後で推移した。日本国債利回りの上昇と日銀の引き締め加速観測を受け、10月利上げ期待が高まり、為替介入への思惑も引き続き焦点となった。

ファクトチェック
7月21日の162.89という正確な数値は、複数の独立系金融ニュース配信(毎日経済新聞、財聯社に加え、検索結果に表示されたTMTpostと同花順)およびBitgetデータを引用したBlockBeatsの速報で裏付けられている。ロイターも、円が1986年以来の安値水準となる162円台割れまで下落したと独自に確認しており、数十年ぶりの安値という位置付けと整合する。BybitでUSD/JPYが163を上回ったとするPANewsの報道も、円が数十年ぶりの安値圏にある状況と一致しており、小幅な差異はデータ提供元や日中の時点の違いによるものとみられる。この主張の中核的な内容は十分に裏付けられている。
要約

円はUSD/JPYが163.65に達した後も対ドルで163円近辺で上値の重い展開が続いた。ソースでは、同水準は同通貨ペアの40年ぶり高値であり、円にとっては数十年ぶりの安値水準とされている。日銀当局者が従来想定より速いペースで政策を引き締める可能性があるとの報道を受け、日本国債利回りは上昇し、市場が織り込む10月利上げ確率は従来の約70%-72%から約80%-84%へ高まった。LSEGのデータでは、ドルは163.10円でほぼ横ばい、ユーロも186.12円で横ばいだった一方、日本の10年国債利回りは約2.76%に上昇し、2年債利回りは31年ぶり高水準の1.49%に達した。ドル高基調、日本のなお低い金利、中東情勢の緊張に伴う原油高、さらに東京による為替介入の可能性が引き続き相場見通しの中心材料となった。

用語解説
  • 日銀: 日本の中央銀行である日本銀行。
  • 介入: 為替レートに影響を与えるため、当局が通貨を売買すること。
  • スワップ市場: 将来の政策変更に対する金利見通しを織り込むために用いられる市場。