
中国のAI企業は資金調達を加速しており、報道される香港上場を前に、8月に最終的なプライベートラウンドに向けた協議を予定している。短期的には約315億ドルの企業価値評価が見込まれている。
Moonshot AIは、報道される香港上場を前に資本増強を加速しており、プレマネー評価額を500億ドルとすることを目標に、最終となる可能性がある未公開での資金調達ラウンドに向けた協議を8月に開始する計画である。これに先立つ直近のラウンドでは、同社の企業価値は約315億ドルと評価される見通しで、2.8兆パラメーターのオープンソースモデル「Kimi K3」の投入を受けた投資家の関心が追い風となっている。 今回の動きにより、Moonshotが300億ドル超の評価額でIPO前調達を詰めており、6カ月以内の香港上場を検討しているとする従来報道の輪郭がより鮮明になった。資金調達は2段階で進む見通しで、まず約315億ドルでの直近ラウンドを実施し、その後8月に、評価額が最大500億ドルに達する可能性がある上場前最後のラウンドについて協議する。 2023年創業のMoonshotは、これまでの累計調達額が約40億ドルと報じられており、その中には2026年5月に実施した、企業価値を200億ドルと評価した20億ドルのラウンドも含まれる。Kimi K3は同社の投資家向け訴求の中核となっており、過去の報道では、OpenAIやAnthropicが示したコーディングベンチマークに匹敵または上回る性能を持ちながら、同等の米国製先端モデルの約1%のコストで稼働するとされ、需要が強すぎたためKimiの新規購読を一時停止したという。