
トランプ大統領は、ワシントンが当面テヘランとの協議に関心を持っていないと述べ、イエメンのフーシ派による紅海封鎖やイランの地下核施設「ピッケルマウンテン」を巡っては軍事行動に踏み切る可能性を警告した。供給不安を背景に、英国のガス価格は146ペンスを上回った。
ドナルド・トランプ米大統領は、米国は「決してイラン対応を終えていない」とし、緊張は「終息にはほど遠い」と述べた。一方で、イランは協議を望んでいると主張しつつも、当面はテヘランとの会談を否定した。これに対しイラン側は、協議を望んでいるとの主張を退けた。トランプ大統領はまた、イランの支援を受けるイエメンのフーシ派が紅海封鎖を試みれば、米国は軍事的に対応すると警告し、イランの地下核施設「ピッケルマウンテン」についても「ごく近い将来に極めて激しく」攻撃し得ると述べた。さらに、昨年の12日間戦争後にイランが高度な遠心分離機を同施設へ移したとするイスラエル情報機関に基づくCNN報道にも反論し、そのような移送記録はなく、追跡の焦点は核物質だとした。緊張激化はホルムズ海峡を通過するタンカー航行の混乱や湾岸地域のLNG輸出縮小とも重なっており、英国の天然ガス価格は1サーム当たり146ペンス超と4カ月ぶり高値に上昇した。欧州の冬季向け在庫積み増し計画への懸念も強まっている。