Clasp調査、医療系学生の70%超が毎週ベッティング平台を利用

1000人を対象とした調査で、新たな連邦学生ローン上限の導入により資金調達の選択肢が狭まる中、多くの学生がベッティングやコンテンツ制作など従来型ではない収入源に頼っていることが分かった。

要約

Claspの調査によると、予測市場やベッティング平台を利用する医療系学生の70%超は、少なくとも週に数回これらを利用しており、学費や生活費の捻出を目的に一部の学生が従来型ではない資金確保手段へ向かっている実態が浮き彫りになった。6月16日から28日にかけてPollfishが実施した米国の医療系学生1000人対象の調査では、27%がベッティングまたは予測市場の平台を利用したことがあり、その利用者の73%が少なくとも週に数回利用し、15%は毎日賭けていると回答した。学生のベッティング利用者の約3分の2は、勝ち分を実際または将来的な学費資金とみなしており、24%は学費支払い計画の一部、43%は学費の助けになると答えた。報告書によると、69%は学費や生活費の足しにする追加収入を得るためにこうした平台の利用を始めた一方、収支がプラスだと答えたのは40%にとどまり、半数はほぼ損益分岐だった。主な平台としてDraftKings、Kalshi、FanDuel、Polymarketが挙がった。Claspはまた、回答者の56%が少なくとも1つの従来型ではない収入源に依存していると指摘した。具体的には、クレジットカードの多用、TikTokやYouTube、OnlyFans、Substackなどでのコンテンツ制作、AIデータラベリング、精子提供や卵子提供などである。今回の調査結果は、7月1日に新たな連邦大学院生向けローン上限が発効し、看護学および関連医療分野の学生の年間借入額が2万500ドルに制限され、法学や医学など専門職課程の学生に認められる最大5万ドルを下回る中で公表された。調査では、52%が新たな上限を知らず、自身の課程がより低い借入上限の対象であると認識していたのは32%にとどまった。Claspのテス・マイケルズ最高経営責任者は、学生はベッティングを娯楽ではなく学費戦略の一部として扱っているが、大半はかろうじて収支均衡にあるだけだと述べた。

用語解説
  • 予測市場: 将来の出来事の結果を巡って人々が投機するイベント連動型の取引市場。
  • AIデータラベリング: 人工知能モデルの学習に使うデータにタグ付けや分類を行う業務。
  • 借入上限: ローンプログラムを通じて学生が借りられる金額の上限。