バーガー・モンタギュー、ERAS-0015開示巡るエラスカ集団訴訟を発表、株価は45%超下落

提起予定の訴訟は、エラスカが主力のがん治療候補を巡る比較主張について投資家に誤解を与えた後、特許侵害と営業秘密侵害の申し立て、限定的な試験間比較、患者死亡を開示したと主張している。

要約

Berger Montague PCは、2025年1月14日から2026年4月26日までの間にErasca, Inc.の普通株を購入または取得した投資家を代表して、同社に対する集団訴訟を提起したと発表した。筆頭原告への選任を求める投資家の期限は2026年8月10日である。 訴状は、RAS変異固形がん向けに開発中のpan-RAS分子グルーであるERAS-0015に関するエラスカの説明に焦点を当てている。訴訟では、同社がこの薬剤候補を「クラス最高」の治療法となる可能性があると繰り返し宣伝し、Revolution MedicinesのRMC-6236と比べて前臨床結果が優れているとされる点を挙げながら、その比較が不適切だったとされることや、それによってエラスカが特許侵害および営業秘密を巡る紛争にさらされていたことを開示しなかったと主張している。 Berger Montagueによると、これらの問題は2026年4月27日に表面化し始めた。エラスカは同日、Revolution Medicinesから、特許侵害、営業秘密の不正流用、ERAS-0015に関する欺瞞的な比較表示を行ったとして非難を受けていることを開示した。その後同日、エラスカは患者1人の死亡を含む予備的な臨床データも公表し、ERAS-0015と競合治療との比較は、直接比較する臨床試験ではなく、限定的な試験間分析に基づいていたと説明した。発表によれば、これを受けてエラスカ株は1株当たり9.90ドル、45%超下落した。

用語解説
  • 筆頭原告: 証券訴訟で、提案された集団を代表して行動するよう裁判所が選任する投資家。
  • 試験間分析: 治療法同士を直接比較する試験ではなく、別々の試験から導かれる比較。
  • 営業秘密の不正流用: 機密の事業情報が不適切に取得、使用、または開示されたとする申し立て。