ムーディーズは、財政黒字やインフレ鈍化、政策変更によって信用指標が改善したことを受け、アルゼンチンの長期自国通貨建て・外貨建て発行体格付けをCaa1からB3へ引き上げ、見通しをポジティブに変更した。
アルゼンチンは3カ月足らずでムーディーズによるソブリン格付けの引き上げを3度受け、同国の信用力に対するアナリストの見方が一段と前向きになる中、格付け改善の流れが続いている。ムーディーズ・レーティングスは、アルゼンチンの長期自国通貨建て・外貨建て発行体格付けをCaa1からB3へ引き上げ、見通しを安定的からポジティブに変更した。マクロ経済の安定化が当初の調整局面を越えて進展し、デフォルトリスクが低下したためであると説明した。格付け会社は、持続的な財政黒字、インフレ率の低下、継続する経済自由化が政策の信認を強め、マクロ経済の変動性を抑えた要因だと指摘した。信用格付けの変更は、借り入れコストや投資家需要、さらにたび重なるソブリン債務不履行と結び付けられてきた同国の国際資本市場へのアクセスに影響し得るため重要である。