Multicoin Capitalが196万HYPEをアンステーク、総額1億5000万ドルの待機キュー拡大

Multicoin Capitalが196万HYPEをアンステーク、総額1億5000万ドルの待機キュー拡大

最新のオンチェーン分析により、MulticoinとParadigmがアンステークした約2億9100万ドル相当のHYPEを市場へ直接売却するのではなくカストディに移していたことが判明し、7月下旬にアンロックを控えるなか当面の売り圧力への懸念はやや後退した。

HYPE

ファクトチェック
この主張の中核要素は、複数の独立した媒体で一貫して裏付けられている。CryptoBriefingは、Multicoin、Galaxy、Seliniが関与する約1億5000万ドルのアンステーキング待機列、価格が約58ドルまで約8%下落したこと、約7日間の出金プロセスを確認している。CryptorankとCoinpediaも、OnchainLensのオンチェーンデータを根拠に、Multicoinによる3つのウォレットを通じた1.96M HYPE(約1億2000万ドル)のアンステークと、Seliniによる約504K HYPE(約3100万ドル)を独自に確認している。Whale-alert.ioもさらに、1.96M HYPEという数量と、価格が60ドルを下回って約7.3%下落した事実を確認している。数値とストーリーラインは各ソース間で緊密に一致している。
要約

既報の通り、Multicoin Capitalは約1.96 million HYPEをアンステークしており、その価値は約1億2000万ドルに上る。その後、オンチェーン監視により、Paradigmに関連するとみられる2.92 million HYPE(約1億7100万ドル相当)を含む、より大規模な引き出しの波が確認された。両ファンドを合わせると、アンステークされたHYPEは約2億9100万ドル相当に達し、トークンの日次取引高のおよそ85%に相当するとされる。HYPEが60ドルを下回って58ドル前後で推移し、前日比約2%安、6月につけた過去最高値76.70ドルから約24%下落するなかで、市場の懸念は強まった。Multicoinの共同創業者Tushar Jain氏は、売却目的でアンステークしたのではないと説明し、保有状況がオンチェーンで厳しく追跡されるため、機関投資家はプライバシー確保のためにウォレットを入れ替えると主張した。市場関係者が引用したウォレット分析では、アンステークされたトークンは売却のため市場に送られたのではなく、カストディに移されたことが示された。Multicoin関連の一部送金先にはCoinbase Primeが含まれ、また、関連グループの1 million HYPE前後は、6月にナスダックで取引を開始したHyperliquid ETF「HYPG」の組成支援のためGrayscaleに送られた。Hyperliquidのアンステークにはおよそ7日間かかるため、これらトークンの大半は7月末近くにアンロックされる見通しであり、投資家は待機期間終了後に大口保有者が再ステークするのか、保有継続するのか、売却するのかに注目している。

用語解説
  • アンステーキング: 待機期間を経て、これまでロックされていたトークンを移転、再配分、または売却できるように引き出すプロセス。
  • オンチェーン: ブロックチェーンの公開台帳上で直接追跡できる活動やウォレットの動き。
  • カストディ: 投資家に代わってデジタル資産を安全に保管するサービスで、機関投資家が個人用ウォレットの代わりに利用することが多い。