
最新のオンチェーン分析により、MulticoinとParadigmがアンステークした約2億9100万ドル相当のHYPEを市場へ直接売却するのではなくカストディに移していたことが判明し、7月下旬にアンロックを控えるなか当面の売り圧力への懸念はやや後退した。
既報の通り、Multicoin Capitalは約1.96 million HYPEをアンステークしており、その価値は約1億2000万ドルに上る。その後、オンチェーン監視により、Paradigmに関連するとみられる2.92 million HYPE(約1億7100万ドル相当)を含む、より大規模な引き出しの波が確認された。両ファンドを合わせると、アンステークされたHYPEは約2億9100万ドル相当に達し、トークンの日次取引高のおよそ85%に相当するとされる。HYPEが60ドルを下回って58ドル前後で推移し、前日比約2%安、6月につけた過去最高値76.70ドルから約24%下落するなかで、市場の懸念は強まった。Multicoinの共同創業者Tushar Jain氏は、売却目的でアンステークしたのではないと説明し、保有状況がオンチェーンで厳しく追跡されるため、機関投資家はプライバシー確保のためにウォレットを入れ替えると主張した。市場関係者が引用したウォレット分析では、アンステークされたトークンは売却のため市場に送られたのではなく、カストディに移されたことが示された。Multicoin関連の一部送金先にはCoinbase Primeが含まれ、また、関連グループの1 million HYPE前後は、6月にナスダックで取引を開始したHyperliquid ETF「HYPG」の組成支援のためGrayscaleに送られた。Hyperliquidのアンステークにはおよそ7日間かかるため、これらトークンの大半は7月末近くにアンロックされる見通しであり、投資家は待機期間終了後に大口保有者が再ステークするのか、保有継続するのか、売却するのかに注目している。