
ウィストロンにとって米国初の工場となるフォートワース拠点で、NVIDIA GB300 Grace Blackwell Ultraボードの生産を開始した。国内AIハードウエア組み立てを拡大し、米国での生産回帰を後押しする。
ウィストロンはテキサス州フォートワースで、7億ドルの「D1 AI Smart Facility」を開設した。これは同社にとって米国初の製造工場であり、グローバルなAIインフラネットワークの重要拠点となる。約32万4000平方フィートの同施設ではNVIDIA GB300 Grace Blackwell Ultraシステムを生産しており、最新の報道によれば月間数万枚のボードを出荷できるよう設計されている。 新施設の開設は、従来7億6100万ドルと報じられていたテキサス投資の発表から1年足らずで実現した。2025年8月にフォートワースが建設地に選ばれ、2026年7月までに稼働を開始した。NVIDIAのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、この計画を米国内で先端製造能力を再構築する広範な取り組みの一環と位置付けた。ウィストロンは、同拠点の設計と最適化にNVIDIA オムニバースのデジタルツイン技術を活用したと説明している。 フォートワース工場は2026年末までに約1,000人の雇用を支える見通しで、従来報じられていた600人超のフルタイム雇用創出見通しを上回る。開設発表後、ウィストロン株は約9.7%上昇した。この工場により、NVIDIAと製造パートナーが米国の生産能力を拡大する中、AIサーバーハードウエアの国内組み立て・試験の工程が新たに加わる。