
金地金は前日約2%下落した後、4,050ドル付近へ軟化。一方、ブレント原油は1バレル=100ドルを上回り、米国・イラン間の緊張と関税を巡る不透明感を背景に、市場では米連邦準備制度の引き締め強化への賭けが膨らんだ。
金は金曜日、前日の約2%下落を受けて1オンス=4,050ドル前後で推移し、7月7日以来の高値となる4,165.87ドルへの直近の上昇分を一部失った。ブレント原油は、トランプ大統領がイランに対する軍事行動の拡大を警告し、紅海で商船に対する今後のフーシ派攻撃についてテヘランに責任を負わせる考えを示したことを受け、5月以来初めて1バレル=100ドルを上回った。原油高はインフレ懸念を強め、米連邦準備制度の一段の引き締め観測を押し上げたことで、利回りを生まない金に重しとなった。市場では現在、来週のFRB利上げ確率を34%と織り込んでおり、9月利上げの確率は78%を超えた。主要貿易相手国からの輸入品に対する10%〜12.5%の新たな米関税も不透明感を強めたが、金は週間では小幅高となる見通しである。