マレーシアのパーム油先物、競合油の上昇で4,700リンギ超に上げ拡大

価格は1トン当たり4,750リンギ近辺で推移し、4月上旬以来の高値圏にある。大連市場の油脂高、リンギ安、原油高に加え、バイオディーゼル混合義務率の引き上げが支えとなっている。

要約

マレーシアのパーム油先物は1トン当たり4,750リンギ前後で推移し、大連市場での食用油高、リンギ安、原油高が相場心理を支え、4月上旬以来の高値圏へと上げ幅を広げた。市場は週間で3週連続の上昇となる公算が大きく、これまでの上昇率は約3.3%に達している。インドネシアとマレーシアでバイオディーゼル混合義務率が引き上げられ、バイオ燃料原料としてのパーム油需要が押し上げられるとの見方も追い風となっている。最大の買い手であるインドでは、7月から10月にかけて食用油輸入が増えるとの予測を受け、需要見通しが改善した。祭礼シーズンを前に供給が引き締まることで、パーム油の購入が増える可能性が高い。クアラルンプールが記録的な高温により来年の生産が圧迫される可能性を警告したことも、天候懸念として支援材料となった。7月1日から20日の輸出データはまちまちで、AmSpec Agriは6月比0.9%減と報告した一方、Intertek Testing Servicesは4.1%増とした。

用語解説
  • バイオディーゼル混合義務率: 輸送用燃料でバイオ燃料の使用をより多く義務付ける規則で、原料としてのパーム油需要を増やす可能性がある。
  • バイオ燃料原料: バイオディーゼルなどの燃料を生産するために用いられる原料。