銅は急伸後、1ポンド当たり6.45ドル前後へ反落した。中国でスクラップ供給の逼迫が精錬銅輸入を下支えした一方、国内需要の弱さと世界価格の軟化がセンチメントの重荷となった。
銅先物は木曜日、前日の取引で7週間ぶりの高値を一時付けた後、1ポンド当たり6.45ドル前後まで軟化した。トレーダーの利益確定売りに加え、需要の弱さを示すシグナルが、供給主導の上昇相場を抑えた。前日の3%超の上昇は、中国で増値税不正への取り締まりを受けて銅スクラップの供給量が減少し、精錬銅の輸入需要が高まったことが背景にあった。インドでは、国内の需要産業からの需要低迷を背景にMCX銅先物が下落し、7月限は0.15%安、8月限は0.29%安となった。世界では、LME銅が0.37%下落し、Comex銅も値を下げた。市場では供給逼迫と需要の伸び鈍化への懸念が綱引きとなった。