
総合インフレ率の鈍化は根強い基調的な物価圧力や原油高、英国の新たな支援策で相殺され、投資家は英中銀が来週は金利据え置きとしつつ年末までに一段の引き締めを行うとの見方を維持している。
英国の6月の消費者物価上昇率は前年比2.6%となり、5月の2.8%から鈍化した。ロイター調査予想の2.7%を下回り、2025年3月以来の低水準となった。燃料費の低下、輸送インフレの緩和、食品価格圧力の後退が寄与した。当初ポンドの反応は限定的だったが、その後、投資家が根強い基調インフレ、原油高、新たな財政支援策を織り込む中で約1.336ドルまで下落し、10日ぶりの安値を付けた。コアインフレ率は2.6%、サービスインフレ率は3.6%、月次CPIは0.1%上昇した。金融市場では、英中銀が来週の会合で金利を据え置くとの見方が維持される一方、年末までに0.25ポイントの利上げがほぼ2回実施されるとの織り込みが進んでおり、従来の1回の完全織り込みと2回目の約56%の確率から上振れした。