建設用鋼材価格は、粗鋼生産の底堅さと鉄鉱石輸入の堅調さが不動産活動の低迷や天候要因による需要の混乱を相殺し、直近の下落後に下げ止まった。
鉄筋先物は1トン当たり3,090人民元前後で推移し、鉄鉱石価格の上昇と中国の鉄鋼業界に対するセンチメント改善を背景に、最近の下落から持ち直した。相場心理は、6月の粗鋼生産が1日平均279万トンと3月以来の高水準となったことに加え、鉄鉱石輸入の堅調さや北京による追加政策支援への期待に支えられた。ただ、回復は限定的で、中国の不動産部門の低迷が引き続き重荷となった。上半期の不動産投資は前年同期比18%減、住宅着工は23.4%減となった。中国の一部地域で続く高温と頻繁な降雨も屋外建設活動を妨げ、建設用鋼材の需要を抑制した。