エアバス株が約5%上昇、50億ユーロの自社株買いと2029年利益目標を好感

エアバス株が約5%上昇、50億ユーロの自社株買いと2029年利益目標を好感

欧州株は高値で取引を終えた。エアバスは納入目標の引き上げと50億ユーロの自社株買い開始を受けて急伸し、サンタンデールや他の銀行株も、マクロ環境の悪化にもかかわらず好決算を材料に上昇した。

ファクトチェック
エアバスの公式プレスリリースは、3年間で50億ユーロの自社株買いと、2029年の調整後EBITを120億〜130億ユーロとする目標を確認している。ロイターとWSJもいずれも、これを受けて2026年7月22日に株価が上昇したことを確認しており、上昇率はそれぞれ5%超、約5%としている。見出しの「ほぼ5%」と本文の「6%超」にはわずかな内部不整合があるものの、いずれの情報源も値動きは5%前後またはそれ以上としており、主張の核心部分は十分に裏付けられている。
要約

水曜日の欧州株は大幅高で取引を終えた。企業業績の強さが悪化するマクロ経済環境を相殺し、ユーロ・ストックス50指数は0.5%高の6,319、STOXX欧州600指数は0.6%高の647となった。エアバスは注目銘柄の一つとなり、納入目標の引き上げと50億ユーロの自社株買いプログラム発表を受けて7%上昇した。これにより、2025年の71億3000万ユーロから2029年に120億〜130億ユーロへ調整後EBITを引き上げるとした従来の目標に関連する上昇基調が続いた。サンタンデールは、英銀TSBの買収後に顧客基盤が拡大したことが寄与し、中核利益が前年比17%増となったことを受けて1.7%上昇した。BBVAは2%、インテーザ・サンパオロは1.3%、ユニクレディトは翌日の決算発表を控えて0.7%それぞれ上昇した。天然ガス価格の上昇が続く中、国債利回りは直近高水準付近にとどまり、欧州中央銀行が木曜日の会合で政策金利を据え置くと見込まれる一方でも、タカ派姿勢を維持するとの見方からインフレ懸念が強まった。

用語解説
  • 調整後EBIT: 基礎的な事業の収益力を示すため、特定の項目を除外して算出する営業利益の指標。
  • 自社株買いプログラム: 企業が自社株を買い戻す計画で、株主への資本還元策として用いられることが多い。
  • 中核利益: 一時的要因や本業以外の項目を除外し、継続的な事業の収益力を示す利益指標。