
欧州中央銀行の政策会合を控える中、決算と業績見通しの更新を受けて半導体株が下落を主導し、STOXX 600は0.5%下落した。一方、ブレント原油が1バレル=96ドルを上回り、エネルギー株は上昇した。
木曜の欧州株は小幅安となった。汎欧州株価指数STOXX 600は0705 GMT時点で643.47ポイントと0.5%下落した。アルファベットの最新決算と支出計画の拡大を受け、AI投資のリターンを巡る投資家の懸念が強まり、テクノロジー株が下落した。テック株は2.7%下落し、STMicroelectronicsが15%安と下げを主導した。同社が示した第3四半期売上高見通しの中央値が市場予想をやや下回ったためである。BE Semiconductor Industriesも第2四半期決算を受けて4.6%下落した。一方、エネルギー株は相対的に堅調で、ブレント原油が1バレル=96ドルを上回ったことを受け0.6%上昇した。米国がイランに対する新たな攻撃を実施し、イエメンのフーシ派が紅海で石油タンカーを標的にしたことで、中東情勢の緊張が一段と高まった。市場は欧州中央銀行の政策判断を前に、ネスレやトタルエナジーズの決算も見極めており、中銀は政策金利を据え置くとの見方が大勢である。