イスラエル発の同社は、エンドポイントセキュリティはAIエージェントに適していないとし、初期導入企業では問題解決の迅速化とAIサプライチェーンリスクの低下が見られたと主張している。
Glowは1億8000万ドルを調達し、評価額が10億ドル以上となったうえでステルス状態を脱した。AIエージェントやコーディング支援ツール、自律型の開発ツールが職場で急速に普及するなか、企業向けエンドポイントセキュリティはそうした環境に対応できていないとの見方に賭ける。イスラエルで2025年にRoi Tigerが創業した同スタートアップは、なお大半を水面下で運営していた段階で1億ドル超を確保した後、2026年2月に初めて表舞台に現れ、2026年7月に正式始動した。 同社によると、同社のプラットフォームはAIエージェントを活用し、資産インテリジェンス、ソフトウェア制御、「安全なAI導入」を提供する。人間のセキュリティチームに警告を出すだけではなく、自律的な修復とポリシー主導の制御に重点を置くという。Glowは、企業環境のAIエージェントの30%に十分な統制やガードレールがなく、平均的な組織内ソフトウェアの67%が完全に監視対象外であるとの調査を挙げる。初期顧客とのやり取りでは、重大な問題の解決に平均28日を要していたとし、初期利用者ではAIサプライチェーンリスクが90%低下したと主張している。 投資家にはSequoia Capital、Index Ventures、Cyberstarts、Greenoaks、Redpointが名を連ねる。この投資テーマは従来型エンタープライズソフトウェアの枠を超えて響く可能性がある。仮想通貨企業、DeFi(分散型金融)プロトコル、Web3スタートアップは、AIコーディング支援ツールや自律型エージェントの導入で最も先行する層の一つだからだ。これは、サプライチェーン攻撃や悪意あるnpmパッケージ、ラザラスグループに関連するものを含むソーシャルエンジニアリング攻撃が、監視の行き届かない開発環境を突くことができるため重要である。Glowの初期指標は自己申告ベースにとどまり、Black Hat USA 2026が同社技術にとって初の大規模な公開検証の場となる位置付けである。