Talos、機関投資家向けアルゴやブロック取引、小口販売でKalshi取引を統合

Talos、機関投資家向けアルゴやブロック取引、小口販売でKalshi取引を統合

Talosは、予測市場が過去最高の取引高を記録し、規制当局の監視が強まるなか、既存の機関投資家向け取引基盤にKalshiのイベント契約と仮想通貨パーペチュアルを追加する。

要約

TalosはKalshiと統合し、一部の機関投資家顧客が、デジタル資産向けに既に利用している同じインフラを通じて、別個の接続なしにKalshiのイベント契約と仮想通貨パーペチュアルを取引できるようにした。導入には、Iceberg、TWAP、POVといったアルゴリズム注文タイプのほか、perp-to-perpおよびperp-to-spotスプレッド向けのマルチレッグ執行、参加するOTC流動性プロバイダーを通じたTalosのRFQプラットフォームでのKalshi契約のブロック取引が含まれる。Talosは今年後半、ディーラー向けソフトウエアをブローカーや取引プラットフォームに拡張し、認められる地域で顧客にKalshiのイベント契約を提供できるようにする計画である。また、イベント、約定、オーダーブック、建玉、インプライド確率を取引所横断で標準化する統合予測市場データフィードも立ち上げる方針である。予測市場には機関投資家の関心が一段と集まり、取引も過去最高水準に達している。CoinGeckoによると、第2四半期の想定元本ベース取引高は1138億ドルとなり、前四半期比48.7%増加した。6月は528億ドルで月間最高を記録した。CoinGeckoはこの急増について、スポーツ日程の集中が背景にあるとし、Polymarketではスポーツ契約が6月の取引高の81%を占め、1月の40%から上昇した。Kalshiの市場シェアは第1四半期の42.4%から58.9%に上昇し、Polymarketは35.8%から30.2%に低下した。RobinhoodとSusquehanna International Groupが支援するRotheraは、6月に想定元本ベース取引高21億ドルで4位に浮上した。同分野の拡大に伴い、スポーツイベント契約を巡るKalshiと複数の米州規制当局との紛争や、予測プラットフォームにおけるインサイダー取引への広範な懸念など、法務・コンプライアンス上のリスクもより鮮明になっている。

用語解説
  • RFQ: 流動性プロバイダーから大口取引向けの価格を取得するために用いる見積依頼のワークフロー。
  • open interest: 市場で未決済のまま残っている契約の総数である。
  • perp-to-spot spreads: パーペチュアル先物のポジションと現物ポジションを組み合わせ、価格差の獲得を狙う取引戦略。