
原油相場は金曜日に反落したが、米国によるイラン攻撃が13夜連続となる中、ホルムズ海峡の航行は低調な状態が続き、紅海リスクも残存したことから、週間では大幅高となる見通しである。
ドナルド・トランプ大統領は、米中央軍が軍司令拠点、無人機保管施設、通信網、沿岸監視拠点、海上戦力を標的とする攻撃を13夜連続で完了する中、イランに対する「大規模攻撃」を検討していると述べた。こうしたエスカレーションと同時に海運の混乱は深刻化しており、ロイターの船舶追跡データによれば木曜日にホルムズ海峡を通過したタンカーは1隻のみで、5月7日以来の低水準だった。一方で中央軍は、同海峡は米軍支援の下で引き続き開放されているとした。原油価格は金曜日早朝に下落し、北海ブレントは4%安の1バレル96.72ドル、WTIは3.4%安の89.06ドルとなったが、紅海でのサウジアラビア船籍タンカー2隻への攻撃、地域のエネルギーインフラへの脅威、カスピ海パイプライン・コンソーシアムの黒海ターミナルでの混乱を背景に、ブレントは週間で約9.7%上昇する勢いを維持した。