ソイテック第1四半期売上高は1億1300万ユーロと23%増、フォトニクス見通しを引き上げ

半導体材料を手がけるソイテックが売上高予想を上回り、AI関連のフォトニクス需要加速を示したことを受け、同社株は約23%急騰した。一方、STマイクロエレクトロニクスとBesiは足元の弱い更新を受けて下落した。

要約

欧州の半導体株は決算発表を受けてまちまちの展開となった。フランスの半導体材料メーカーであるソイテックは売上高予想を上回り、人工知能向け用途で使われるフォトニクスウエハー需要の加速を強調したことから、株価は約23%上昇した。同社はすでに、2026年6月28日までの2027年度第1四半期の未監査売上高が1億1300万ユーロだったと発表しており、為替と事業範囲を一定としたベースで前年同期比23%増となり、約15%としていたガイダンスを上回った。主因はPhotonics-SOIの成長加速である。ソイテックは、第2四半期売上高が30%超増加し、AI市場に重大な混乱がないことを前提に、2027年度のPhotonics-SOI売上高が2026年度の1億ドル強から2倍超になる見通しを示した。別では、STマイクロエレクトロニクスは四半期利益が予想を下回り15%下落した。オランダの半導体製造装置メーカーBesiも、受注は堅調だったものの売上高が予想をやや下回り、投資家がすでに高まっていた成長期待を見極めたことで約3%下落した。ノキアはAI関連需要が引き続き強い一方、半導体市場の一部では供給制約が続いているとし、ジャスティン・ホタードCEOはメモリー価格上昇にも言及した。アルファベットはこれに先立ちクラウド事業の過去最高の成長を報告したが、2026年の設備投資計画を150億ドル引き上げたことを巡り投資家の精査を受けた。

用語解説
  • Photonics-SOI: 高速データ接続向けの光学部品に用いられるSOIウエハー。
  • photonics wafers: 光を使ってデータを伝送する光チップの製造に使われる半導体ウエハー。
  • capital spending: データセンター、設備、インフラなど長期資産に対する企業の支出。