モンクレール第2四半期売上高5%増、アジアがブランド販売を押し上げ予想上回る

イタリアの高級アウターウエア企業グループは、第1四半期から成長が鈍化したと明らかにした。とりわけアジアからの観光客の減少が欧州売上の重荷となり、混乱した旅行動向へのエクスポージャーが浮き彫りになった。

要約

モンクレールは、為替一定ベースの第2四半期売上高が5%増加したと発表した。主力のモンクレールブランドに対するアジアでの需要拡大が寄与したが、観光客支出の弱さが欧州の重荷となり、第1四半期の12%成長からは鈍化した。4-6月期のグループ売上高は4億930万ユーロ(4億6700万ドル)に達し、会社提示のアナリスト予想コンセンサスである4億580万ユーロをやや上回った。欧州を含む地域では、四半期の売上高が前年同期比8%減となった。モンクレールは主因について、とりわけアジアの顧客を中心とする観光客の流れの鈍化だと説明した。今回の発表は、中東紛争によって今年の世界の航空旅客需要が圧迫されているなか、高級品グループが欧州観光動向に敏感であることを示した。中でもアジアと欧州を結ぶ重要なハブが影響を受けている。モンクレールブランドの売上高はアジアで12%増加し、中国と韓国がけん引した。中南米では、同ブランドが引き続き展開を拡大するなか、売上高は4%増となった。上期の営業利益は、前年同期の2億2480万ユーロから2億4540万ユーロに増加した。

用語解説