レアルはキャリートレード需要と新興国市場の資金フロー変化を背景に7週間ぶりの高値を付けた一方、ブラジル10年債利回りは7月下旬、インフレや財政、債券供給への懸念から14.75%を上回った。
7月のブラジル市場はまちまちの動きとなり、レアルは対米ドルで5.06まで上昇し7週間ぶりの高値を付けた一方、10年物国債利回りは月初の14.54%から14.75%超へ上昇した。通貨は、キャリートレード需要の回復、高水準のSelic金利、米国とイランの緊張激化を受けて新興国投資家が一時的にドルから資金を移したことに支えられた。同時に、投資家が高金利の長期化観測、国債発行増、エネルギー・商品価格の上昇、1640億レアルの名目財政赤字が予想以上に拡大したことを含む財政悪化圧力を織り込んだことで、債券利回りは上昇した。貿易問題も引き続き重荷となり、投資家は新たな米関税の影響を和らげる措置を見極めていたが、牛肉、コーヒー、レアアース、エネルギー製品、航空機および航空機部品など主要輸出品は新たな25%関税の適用除外となった。