決算が市場予想を上回ったことで株価は反発し、AI製品の年間契約額は10億ドルを突破、エージェンティックAIを巡る競争懸念がある中でも契約済み売上高は拡大を続けた。
ServiceNowは、第2四半期決算がウォール街予想を上回ったことを受け、2026年通期のサブスクリプション売上高見通しを再び引き上げた。自律型AIエージェントが従来の企業向けソフトウェアを揺るがすとの懸念に伴う売りで下落していた株価の回復を後押しした。新たな2026年のサブスクリプション売上高見通しは157億6000万ドル〜157億8000万ドルで、従来の157億3500万ドル〜157億7500万ドルから引き上げた。第2四半期のサブスクリプション売上高は38億8000万ドルで前年同期比24.5%増、総売上高は40億ドル弱で24%増となり、いずれも会社計画の上限を上回った。調整後利益は1株当たり90セントで、アナリスト予想の約86セントを上回った。 株価は、水曜日の通常取引でOpenAIが「Presence」と呼ばれる企業向け製品を計画しているとの報道を受けて6.5%下落していたが、決算発表後の時間外取引では一時7%上昇した。今後12カ月で認識予定の契約済み売上高を示すカレントRPOは132億ドルと21%増加し、総RPOも290億ドルと21%増となった。 ServiceNowは、AI製品の年間契約額が初めて10億ドルを超えたほか、エージェンティック導入件数が9カ月で9倍に増加したと明らかにした。純増の年間契約額が100万ドル超の案件は123件を獲得し、前年同期比で約40%増えた。経営陣は、2030年までにサブスクリプション売上高300億ドル超と「Rule of 60」の達成という長期目標を改めて示した一方、一部アナリストは引き続きバリュエーションと価格設定への懸念を指摘した。