韓国の2026年第2四半期GDPが予想上回る、韓国銀行の追加利上げ論が激化

韓国の2026年第2四半期GDPが予想上回る、韓国銀行の追加利上げ論が激化

景気は前期比0.6%、前年比3.7%成長となり、ウォン相場を押し上げるとともに、韓国銀行が7月の利上げに続いて8月にも追加利上げに踏み切るのか、それとも10月まで待つのかを巡る議論が一段と激しくなった。

ファクトチェック
ロイターの見出し「韓国経済、Q2の前期比成長率は0.6%で予想上回る」が、0.6%成長と市場予想超えを直接裏付けている。TradingEconomicsの発表も、前期比0.6%増、予想0.4%増、Q1の1.8%増から伸びが鈍化したこと、半導体主導で輸出が伸びたこと、建設投資が-0.2%と減少したことなど、主張のあらゆる要素を確認している。これらの内容は、主要な金融データ報道によって裏付けられている。
要約

韓国経済は2026年第2四半期に前期比0.6%成長し、第1四半期の1.8%から減速したものの、ロイター調査の市場予想中央値0.4%と韓国銀行の5月時点予測0.2%を上回った。前年比成長率は3.7%となり、市場予想の3.5%を上回った。輸出は半導体、機械、設備を主導に前期比1.4%増加し、民間消費は0.4%増、建設投資は0.2%減となった。予想を上回る強い経済指標を受け、ウォンは7月23日に1ドル=1,466.80ウォンまで上昇し、海外投資家の株式流入、輸出企業のドル売り、SKハイニックスの米国預託証券を通じた資金調達が下支えした。今回の統計により、韓国銀行が7月の利上げ後に8月も追加利上げするのかを巡る議論も激化した。一部証券会社は連続利上げを予想する一方、原油安、半導体価格上昇の鈍化、ウォン高、インフレ圧力の緩和を背景に10月の利上げを見込む向きもある。第2四半期の実質GDIは15.6%上昇し、1988年第1四半期以来の高い伸びとなったことで、GDPとの差は11.9ポイントに拡大し、需要側インフレ圧力への懸念を強めた。

用語解説
  • 韓国銀行: 韓国の中央銀行。
  • GDI: 国民総所得。実質購買力を示す指標で、中銀はインフレ圧力を見極めるため注視している。
  • 米国預託証券: 外国企業の株式を裏付けとして米国市場で取引される証券。