投資家は後任のグレッグ・ウォード氏を堅実な社内昇格人事と評価し、戦略の継続性を示すものだと受け止めた。一方で、銀行・金融サービス部門への重点配分が強まる可能性もある。
マッコーリー・グループは、シェマラ・ウィクラマナヤケ最高経営責任者(CEO)が今年退任し、11月6日付でマネージングディレクター兼CEOを退くと発表した。後任には、現在銀行・金融サービス部門を率いるグレッグ・ウォード氏が就く予定である。投資家の反応からは、戦略の刷新ではなく、おおむね路線継続が見込まれていることがうかがえた。ファンド運用担当者らは、ウォード氏について、元最高財務責任者(CFO)としての経験を含め各事業部門に精通しており、理にかなった社内人事で「安心して任せられる人物」だと評価した。一部の投資家は、今回の人事により銀行・金融サービス部門への比重が高まる可能性があると指摘した。同部門は、マッコーリー・キャピタルより利益寄与が安定しており、市場シェアも拡大しているという。マッコーリーはまた、コモディティーズ・アンド・グローバル・マーケッツ部門の純利益が増加した一方、北米と欧州の公開投資事業の売却を受けて、マッコーリー・アセット・マネジメントの寄与は低下したと述べた。グレン・スティーブンス会長は、ウィクラマナヤケ氏がCEOとしての8年間と約40年にわたる在籍期間に、新市場への進出、新型コロナ禍、世界的なブランド認知の向上を通じて同社を率いたと述べた。