トスとトス銀行、ステーブルコイン決済基盤でCircleと戦略的MOU締結

トスとトス銀行、ステーブルコイン決済基盤でCircleと戦略的MOU締結

Circleがカカオグループ各社およびトス関連企業と結んだ検討段階の契約は、韓国でウォン建てステーブルコインの法整備が進む中、ステーブルコイン決済と送金に焦点を当てている。

USDC

ファクトチェック
Circleの公式Xアカウントは2026-07-23、韓国におけるブロックチェーンベースの決済インフラとデジタル資産技術の検討に向け、カカオグループとMOUを締結したと直接発表しており、この主張と正確に一致する。韓国語の原典ソースであるAsiaeと英語メディアのBloomingbit、CryptoBriefingも、USDCおよびウォン建てデジタル資産や決済を巡る検討を範囲とする戦略的MOUである点、製品やローンチ時期は開示されていない点をそれぞれ独立して裏付けている。複数の独立ソースと1次・公式ソースの内容は矛盾なく一致している。
要約

Circleは7月23日、韓国におけるステーブルコイン決済、ブロックチェーン決済、デジタル資産インフラを検討するため、カカオグループのKakao、Kakao Pay、Kakao Bankと、Viva Republica、Toss、Toss Bankそれぞれと個別に了解覚書を締結したと発表した。各社は、韓国でウォン建てステーブルコインの法整備が進む中、USDCやその他トークンを活用した国内外の送金・決済サービスを検討している。ソウルでの説明会で、Circleの最高戦略責任者ダンテ・ディスパルト氏は、韓国は技術インフラの整備を並行して進めつつ、米国、欧州連合、英国の枠組みを研究することで、仮想通貨規制の「セカンドムーバー」として利益を得られる可能性があると述べた。今回の合意は検討段階のもので、ステーブルコイン決済、クロスボーダー送金、加盟店決済、デジタルウォレット、USDC連動サービス、オンチェーンのプログラム可能な決済、銀行口座・法定通貨決済ネットワーク・ブロックチェーンシステム間の接続などを対象とするが、製品や立ち上げ時期は明らかにされていない。

用語解説
  • USDC: ブロックチェーンベースの決済および清算で用いられる、Circleの米ドル連動型デジタルトークン。
  • MiCA: 仮想通貨企業と関連サービスを規制する欧州連合の「仮想通貨市場規則」。
  • agentic economy: AIエージェントがステーブルコインを用いて自律的に支払いを行える世界観をCircleが表現した概念。