ビットコインが6万4000ドル割れ、マクロ圧力で仮想通貨の清算拡大

ビットコインが6万4000ドル割れ、マクロ圧力で仮想通貨の清算拡大

BTCは週半ばに6万7000ドルへ向かった動きを反転させ、現物ビットコインETFの資金フローが流出超に転じたことに加え、米欧関税を巡る新たな脅威が、リスク資産を圧迫していたマクロ要因に一段の重しとなった。

BTC

ファクトチェック
この主張は一次情報源(CryptoSlate)と複数の独立系メディアによって確認できる。ビットコインは6万4980ドル近辺で取引され、6万5000ドルを下回った。これは「トランプ大統領がタンカー攻撃後にイランを威嚇し、原油が100ドル超に上昇する中で、ビットコインは6万5000ドルを下回って下落」との報道で伝えられている。原油の100ドル超への上昇(ブレント終値は100.69ドル)と米国債利回りの上昇(10年債は4.7%近辺)は、CryptoRankとCNBCの「ブレント原油が100ドルを超えて急騰し、ダウは500ポイント下落」との報道で裏付けられている。紅海でのタンカー攻撃を引き金とした米国とイランの緊張激化、およびトランプ大統領の威嚇は、crypto.newsとCNBCで確認できる。CoinNessは、BTCがさらに下落して6万4000ドルを下回ったことを示している。主張の主要な事実はすべて証拠と一致している。
要約

ビットコインは週前半に6万7000ドル近辺で推移した後、6万4000ドルを下回った。現物ビットコインETF需要の弱まりを示す兆候や、欧州連合に対するトランプ大統領の関税再発動の脅威が、エネルギー価格、米国債利回り、米連邦準備制度の見通し変化による既存のマクロ圧力に重なり、売りが加速したためである。この下落で週間上昇分の大半が消え、BTCは一時6万5000ドル近辺まで下げた後、6万3000ドルをわずかに下回る水準まで下落した。現物ビットコイン上場投資信託への7日連続の流入は木曜日に終了し、2億ドル超の流出となった。一方、オンチェーンデータでは、ブラックロックがIBITウォレットからCoinbase Primeへ約3,126 BTCを移動させたことが示され、その価値は約2億300万ドルに相当した。下落は仮想通貨市場全体で3億1200万ドルの清算も招き、このうちビットコイン関連ポジションは8700万ドルだった。トレーダーは64,073ドル近辺の21日単純移動平均線によるテクニカルサポートと、CLARITY Actを巡る米規制環境の改善継続を見極めている。

用語解説
  • 現物ビットコインETF: 先物契約ではなく、ビットコインを直接保有する上場投資信託。
  • 清算: 損失が証拠金要件を上回った際に、レバレッジ取引のポジションが強制的に閉じられること。
  • 21日単純移動平均線: 直近21日間の終値平均を示すテクニカル指標。