
BTCは週半ばに6万7000ドルへ向かった動きを反転させ、現物ビットコインETFの資金フローが流出超に転じたことに加え、米欧関税を巡る新たな脅威が、リスク資産を圧迫していたマクロ要因に一段の重しとなった。
ビットコインは週前半に6万7000ドル近辺で推移した後、6万4000ドルを下回った。現物ビットコインETF需要の弱まりを示す兆候や、欧州連合に対するトランプ大統領の関税再発動の脅威が、エネルギー価格、米国債利回り、米連邦準備制度の見通し変化による既存のマクロ圧力に重なり、売りが加速したためである。この下落で週間上昇分の大半が消え、BTCは一時6万5000ドル近辺まで下げた後、6万3000ドルをわずかに下回る水準まで下落した。現物ビットコイン上場投資信託への7日連続の流入は木曜日に終了し、2億ドル超の流出となった。一方、オンチェーンデータでは、ブラックロックがIBITウォレットからCoinbase Primeへ約3,126 BTCを移動させたことが示され、その価値は約2億300万ドルに相当した。下落は仮想通貨市場全体で3億1200万ドルの清算も招き、このうちビットコイン関連ポジションは8700万ドルだった。トレーダーは64,073ドル近辺の21日単純移動平均線によるテクニカルサポートと、CLARITY Actを巡る米規制環境の改善継続を見極めている。