上期のオーガニック成長率は原子力事業が牽引して2.5%となり、フランスと英国が主導した一方、一部海外市場での活動低迷と為替の逆風が計上ベースの売上高成長を圧迫した。
Assystemの2026年上期の連結売上高は3億2850万ユーロとなり、前年同期の3億2640万ユーロから0.6%増加した。オーガニック成長率は2.5%だったが、1.9%のマイナス為替影響が一部を相殺した。原子力事業のオーガニック成長率は8.0%を記録し、グループ売上高に占める比率は2025年上期の76%から81%へ上昇した。フランスと英国が特に下支えした。 フランスの売上高は、すべてオーガニック成長によって4.2%増の2億110万ユーロとなった。EPR2と「Aval du futur」プログラムを背景に、原子力の新設案件と燃料サイクル業務の勢いが寄与した。海外売上高は計上ベースで4.5%減の1億2740万ユーロとなったが、オーガニックベースでは横ばいだった。英国での活動拡大があったものの、英ポンド、インドルピー、サウジアラビア・リヤルに絡む通貨安が相殺した。 グループによると、英国では2025年後半から2026年初めに獲得した契約の初期効果もあり、民生用原子力エンジニアリングと防衛分野で成長が引き続き堅調だった。下期には寄与拡大を見込む。一方、MECA地域とインドでは取扱高の減少が続いた。トルコのアックユユ・プロジェクト終了、比較対象の高さ、立地調査件数の減少、契約進行時期のずれに加え、中東紛争が地域経済環境に及ぼした影響が背景にある。 Assystemは、2026年通期の連結売上高オーガニック成長率2%〜4%、EBIT-Aマージンを売上高の約7%とする目標を維持した。一方で、中東紛争がこれら目標に及ぼし得る影響は現時点で測定できないとした。株主は2025年分として1株当たり1.0ユーロの配当も承認し、総額は約1480万ユーロとなった。配当落ちは7月7日、支払いは7月9日だった。