オーストラリア株は6月の堅調な雇用統計を受けて豪準備銀行の引き締め観測が強まり、3営業日続いた上昇を反転した。投資家は金利の手掛かりを得るため、来週公表のインフレ統計にも注目している。
オーストラリアのASX 200は金曜、67ポイント安の8,772で取引を終え、下落率は0.75%となった。前3営業日の上昇を打ち消し、週間では0.3%安と3週連続の下落となった。米ウォール街でテクノロジー株主導の売りが広がったことに加え、6月の力強い雇用統計を受けてオーストラリアの中央銀行である豪準備銀行が、今年3回の利上げで政策金利を4.35%まで引き上げた後も、追加引き締めに動くとの見方が強まったことが投資家心理を圧迫した。投資家の関心は現在、来週公表予定の6月および第2四半期のインフレ統計に移っている。ゼロ、ワイズテック・グローバル、メガポートなどのテクノロジー株が下げを主導し、前営業日に上昇していた金鉱株のノーザン・スター・リソーシズとエボリューション・マイニングも下落した。一方、四大銀行株は相対的に堅調で、中東情勢の緊迫化と、フーシ派に関連するタンカー攻撃を受けたトランプ大統領のイランに対する「大規模な軍事的懲罰」との警告を背景に原油が100米ドルを上回り、エネルギー株も上昇した。