
中国と米国は、新たな二国間貿易枠組みの下で、非戦略物資を中心に約300億ドル分の貿易を対象とする相互的な関税引き下げについて意見集約を進めている。
中国と米国は、約300億ドル分の二国間貿易を対象とする相互的な関税引き下げを協議しており、品目別の引き下げ内容を確定して実施段階に移す前に、双方が意見聴取を進めている。中国商務省は、6月2日に始まり7月10日まで実施される米国のパブリックコメント手続きと並行して、世論の意見を募っている。これは、2026年5月に行われたトランプ大統領と習近平国家主席の会談で設けられたBoard of Trade枠組みの下での初の具体的な政策措置となる。提案されている引き下げは、低価格帯の消費財、一部の農産品、選定されたエネルギー商品など非戦略物資に限定されている。一方、検討対象品は経済や国家安全保障上のリスクをもたらしてはならないため、半導体、レアアース鉱物、先端技術は対象外である。中国当局はまた、貿易・投資評議会の構造、機能、運営モデルについても両国が緊密に意思疎通を続けているとしており、関税緩和と、二国間の経済協調に向けたより広範な制度設計が並行して進められていることを示している。