
米国とイランの緊張激化を受けて原油価格は急騰後に上げ幅を縮小し、投資家が米国の強いPMIと雇用データ、さらに来週の米連邦準備制度の据え置き見通しと追加引き締めの可能性を見極める中で、米国債利回りとドルを押し上げた。
世界の株式市場は下落し、米国債利回りは上昇、ドルは直近高値圏を維持した。米国とイランの緊張激化やタンカー輸送の混乱を受けて原油価格が急伸した後に上げ幅を縮小し、インフレ懸念が強まる中、投資家は米連邦準備制度の見通しを織り直した。北海ブレントは一時1バレル94.9ドルまで上昇後に軟化し、米10年債利回りは4.71%〜4.72%まで上昇した後に4.67%へ低下、2年債利回りは4.37%〜4.38%に達し、30年債利回りは5.19%に上昇した。米ドル指数は7月23日の101.5を付けた後、101.3でいったん落ち着いた。市場では来週の米連邦準備制度理事会で政策金利が据え置かれるとの見方が広がっていたが、7月のPMIや失業保険申請件数の大幅減少が底堅い成長と根強い物価圧力を示したことで、年内の追加利上げの可能性もなお相応に織り込まれていた。金は急落後、1オンス4,050ドル近辺で下げ止まったが、原油高と利回り上昇により利息を生まない金の魅力は低下した。