シンガポール取引所、MSCI指数デリバティブ契約を最大100本追加へ

MSCIとの新たなライセンス契約により、SGXのデリバティブ商品群は先進国市場、アジア太平洋、新興アジアの各ベンチマークに拡大する。第1段階では約40本の契約を計画している。

要約

シンガポール取引所は7月23日、MSCIと新たなライセンス契約を締結し、最大100本の新たな先物・オプション契約を追加してデリバティブ事業を拡大すると発表した。計画中の商品は、世界の先進国市場ベンチマーク、アジア太平洋の単一国指数、新興市場アジアのセクター指数を対象とし、第1段階では約40本の契約を見込む。SGXのロー・ブーンチャイ最高経営責任者(CEO)は、この拡大により単一の取引所で世界の株式リスクを管理できる包括的なMSCI商品群の構築が進むと述べた。一方、MSCIのヘンリー・フェルナンデスCEOは、MSCIベンチマークへの機関投資家のアクセス拡大につながるとした。今回の展開は、SGXが2025年に株式デリバティブ市場で過去最高の流動性を記録した中で実施されるもので、指数連動型の売買・リスク管理商品の品ぞろえ拡充を進める同取引所の戦略を裏付けている。

用語解説
  • デリバティブ: 価値が原資産または指数に連動する金融契約。
  • 先物: 将来の特定日に、あらかじめ定めた価格で資産または指数を売買する標準化契約。
  • オプション: 保有者に対し、あらかじめ定めた条件で売買する権利を与えるが、義務は伴わない契約。