米天然ガス在庫、2026年7月17日終了週に320億立方フィート増加

米天然ガス在庫、2026年7月17日終了週に320億立方フィート増加

先物取引は1MMBtu当たり3ドルを下回って推移したが、8月初旬の猛暑見通しとコーパスクリスティLNG向けフィードガスの増加が下支えとなる一方、市場は直近のレンジ圏にとどまった。

ファクトチェック
複数の独立した業界情報源が報じたEIAの週間公式貯蔵統計により、2026年7月17日終了週の純注入量は320億立方フィート(Bcf)で、貯蔵中の稼働ガス在庫は3,056 Bcfとなったことが確認された(Oil & Gas 360およびNGIベース)。同時期の市場報道(Sprague Energy)では、8月限のNYMEX天然ガスは2.925ドル近辺で推移しており、先物がレンジ相場の中で3ドル/MMBtuを下回って推移したとの当該主張の注記と整合している。
要約

米天然ガス先物取引は1MMBtu当たり2.928ドルと小幅高となったが、2026年7月17日終了週の在庫積み増しが320億立方フィートと、相場をやや下支えする内容と受け止められた後も、3ドルを下回る水準にとどまった。潤沢な在庫と供給全般への安心感が、天候要因による強気の値動きを引き続き抑えており、市場は直近のレンジを抜け出せずにいる。それでも来週初めにかけての厳しい暑さ、とりわけテキサス州での猛暑見通しや、コーパスクリスティLNG向けフィードガス指名量の増加が支援材料となっている。アナリストは、8月初旬の猛暑が1MMBtu当たり3ドル水準を再び試すきっかけになり得るとみている。

用語解説
  • MMBtu: 天然ガスの価格付けで用いられる標準的な単位で、100万英熱量単位に相当する。
  • bcf: 10億立方フィート。天然ガスの貯蔵量の測定に用いられる単位。
  • feedgas nominations: LNG輸出プラントでの処理・出荷に向けて流入する予定の天然ガス量。