PendleとProject VEX AI、11ブロックチェーンで利回りエージェントを展開

このシステムは5分ごとに100超のPendle市場をスキャンし、ユーザーが一度委任を行うだけで、Principal Token、Yield Token、流動性ポジションを自動運用する。

ETH
PENDLE

要約

Pendle FinanceとProject VEX AIは、11のブロックチェーンにまたがるPendleのトークン化利回り市場で取引を行う自律型の利回り管理エージェントを導入した。VEX AIエージェントでは、ユーザーが目標利回り、資本配分、満期選好、リスク許容度を含む利回り委任条件を一度設定するだけで、その後は継続的な手動操作なしにPrincipal Token、Yield Token、流動性プロバイダーのポジションを管理する。 両社によれば、このエージェントは5分ごとに100超のPendle市場を精査する。市場を6時間ごとに確認する人間と比較すると、同じ期間に72倍多い観測データを収集でき、有効な利回り機会が閉じる前にそれを特定できる可能性は12倍高いとしている。取引はPendle Routerを経由し、ユーザー定義の売買方針に照らして確認されたうえで、裁量判断を行う外部サーバーではなくローカル環境で執行される。 VEX AIによれば、この仕組みによりアクティブなポジション管理に要する時間を90%以上削減できる。今回の立ち上げは、7つのEVM (Ethereum Virtual Machine)チェーン(Ethereum互換ブロックチェーン)に対応した既存のPendleAIプラグインを含む、Pendleのプログラムによる市場アクセス基盤を土台とするものであり、自律執行の対象を合計11チェーンへ拡大する。発表は2026年7月22日と23日に、Pendle FinanceとProject VEX AIがそれぞれのチャネルを通じて共有した。 Pendleは、自らを世界最大の利回り取引プラットフォームと位置づけており、利回りを生む資産をPrincipal TokenとYield Tokenに分割し、固定または変動の利回りエクスポージャーを取引したり、金利リスクをヘッジしたり、流動性を提供したりできるとしている。Project VEX AIのユーティリティトークン$VEXは、Virtuals経由でRobinhood Chain上ですでに稼働しており、プロジェクトのトークンエコノミーをエージェントの利用と結び付けている。

用語解説
  • 利回り委任条件: 目標リターンやリスクに関してユーザーが設定するルール
  • Principal Token: 満期時に原資産へ償還可能なトークン
  • Yield Token: 資産の将来の利回りの流れを表すトークン