同製造オーケストレーション・プラットフォーム企業は、航空宇宙メーカーがサプライチェーンの複雑化と高水準の受注残に対応する中、この取引が北米での事業拡大を加速させるとした。
Pelicoは、ファーンボロー国際航空ショーでの発表で、AE Industrial Partnersのベンチャーキャピタル部門であるAE Venturesから戦略的出資を受けたと明らかにした。財務条件は非開示である。同社は、この支援は単なる資金提供にとどまらず、OEM(相手先ブランドによる生産)やサプライヤー、運航事業者、投資先企業、戦略的リミテッドパートナーを含むAE Industrialの航空宇宙・防衛ネットワークへのアクセスをPelicoにもたらし、北米全域での拡大を後押しすることを意図しているとした。Pelicoによると、AI搭載の製造オーケストレーション・プラットフォームは、工場チームが単一の運用ビューを構築し、混乱を予見して優先順位を設定し、複雑なサプライチェーン全体でより迅速に対応するのを支援する。ボーイング、サフラン、ダイキンを含むメーカーは最短12週間で同プラットフォームを導入しており、平均で部品不足を40%削減し、納期順守率を15%改善し、サイクルタイムを40%短縮したとしている。さらにPelicoは、ボーイング・グローバル・サービスが、計画、調達、実行チームを共通の運用状況認識で結び付けるため、保守・修理業務で同プラットフォームを活用していると述べた。Pelicoは2019年にパリでTarik Benabdallah、Mamoun Alaoui、Jonathan Hicksonの3氏が創業した。AE Industrial Partnersは、2026年3月31日時点の運用資産残高が90億ドルで、AE Venturesが50件超のアーリーステージ投資を完了したとしている。