スペインの6月生産者物価、エネルギー主導のインフレ鈍化で7%上昇

工場出荷段階のインフレ率は、エネルギーコストの伸びが大幅に鈍化したことを受け、5月の10.5%から減速した。一方、エネルギーを除く基調的な生産者物価は小幅に加速した。

要約

スペインの2026年6月の生産者物価は前年同月比7%上昇し、エネルギーコストのインフレが大幅に鈍化したことを受けて、5月の10.5%上昇から減速した。エネルギー価格は14.3%上昇と、前月の28.5%から伸びが鈍化した。発電、送電、配電の価格低下に加え、石油精製価格の下落が反映された。消費財価格の上昇率も1.3%から1%に鈍化した。一方で、中間財は6.1%から6.6%へ、資本財は2.3%から2.5%へと伸びが加速し、エネルギーを除く生産者物価の上昇率も3.4%から3.6%に高まった。前月比では、5月に1%上昇した後、6月は横ばいだった。

用語解説
  • 生産者物価: 生産者が販売する財に対して受け取る価格で、消費者に波及する前のインフレ圧力を測る指標として用いられることが多い。
  • 中間財: 原材料や部品など、他の財の生産工程で投入物として使われる製品。
  • 資本財: 機械や設備など、他の財やサービスを生産するために使われる耐久性の高い財。