カザフスタン中銀、2026年7月の政策金利を25bp引き下げ16.75%に

カザフスタン国立銀行は、年率インフレ率が6月に10.3%へ鈍化する中、6月の予想外の100bp引き下げに続いて利下げを実施した。一方で、インフレの上振れリスクは残存しており、今後の判断は経済指標次第になると警告した。

要約

カザフスタン国立銀行は2026年7月の会合で、政策金利を25ベーシスポイント引き下げて16.75%とした。市場では大勢が据え置きを見込んでおり、今回の決定はサプライズとなった。今回の措置は、6月の予想外の100ベーシスポイント利下げに続くもので、年率インフレ率が6月に10.3%へと9カ月連続で鈍化したことを受けたものである。政策当局は、ディスインフレが引き締め的な金融政策、テンゲ高、個人消費需要の鈍化、政府のインフレ抑制策によって支えられていると説明した一方、足元の月次統計は物価上昇の鈍化ペースが勢いを失いつつある可能性を示しているとした。中銀はまた、2026年上半期のGDPが4.1%増加したとし、建設、製造、輸送、投資が成長をけん引したことで、経済活動は底堅さを維持していると指摘した。利下げ後も当局は、インフレリスクはなお上振れ方向に偏っていると述べた。

用語解説
  • ベーシスポイント: 1パーセントポイントの100分の1
  • 政策金利: 中央銀行の主要な政策金利
  • ディスインフレ: インフレ率の上昇ペースの鈍化