7月22日までの世界需要は欧州株式ファンドが主導した一方、米国株式ファンドは大型テック企業の決算を前に73億4000万ドルの流出となり、原油高を受けて債券への流入は鈍化した。
7月22日までの週、世界の株式ファンドには純額105億1000万ドルが流入し、9週連続の純流入となった。欧州企業の業績への楽観が、中東情勢の緊迫化や半導体株の軟調、大手米テクノロジー企業の決算発表を控えた警戒感を相殺した。欧州株式ファンドが102億9000万ドルの流入で全体を主導し、アジアのファンドにも45億ドルが流入した一方、米国株式ファンドは73億4000万ドルの流出となり、2週連続の純流出を記録した。米国では、アルファベットとテスラのさえない決算が投資家心理を冷やし、マイクロソフト、アマゾン、メタ・プラットフォームズの発表が注視された。米グロース株ファンドは85億5000万ドル、バリュー株ファンドは13億9000万ドルの流出となったが、セクター特化型ファンドにはなお資金が流入した。世界全体では、テクノロジー関連ファンドに21億2000万ドル、金融関連に17億ドル、ヘルスケア関連に13億6000万ドルが流入した。世界の債券ファンドへの流入は、原油高でインフレ懸念が再燃したことから33億4000万ドルと16週ぶりの低水準に鈍化し、短期債ファンドは13週連続の流入後に57億5000万ドルの流出となった。世界のマネー・マーケット・ファンドからは409億7000万ドルが流出し、新興国株式ファンドには39億6000万ドルが流入した。