
ビットコインの指標は初期的な蓄積を示す一方、ETF需要の弱さ、流動性の引き締まり、地政学リスクが持続的な相場底入れ判断をなお曇らせている。
コインベース・インスティテューショナルとGlassnodeは2026年Q3の仮想通貨見通しを中立に据え置き、ビットコインのオンチェーン指標の改善は、流動性の引き締まりや地政学的緊張、上場投資信託(ETF)需要の弱さをなお打ち消せていないとした。7月24日付のリポートによると、ステーブルコインを除く仮想通貨市場の時価総額は第2四半期に約12%減少した一方、ステーブルコイン供給量は過去最高に達した。これは一部投資家が仮想通貨市場から完全に退出するのではなく、ドル連動型トークンへ資金を移したことを示唆する。両社によると、ビットコインのS&P500との90日相関は2025年第4四半期の0.58から0.12へ低下し、金との相関は0.57へ上昇した。これは、ビットコインがテクノロジー株のような値動きから離れ、価値保存手段として取引される傾向を強めたことを示している。それでも、持続的な底入れはまだ確認されていないという。リポートはまた、米国のビットコインおよびイーサリアムETFの資金フローは2026年上半期を通じてマイナスが続いたものの、流出ペースは鈍化したと指摘した。一方で、イーサリアムは全面的な投げ売り局面に入り、レバレッジをかけたロングの積み上がりによって、市場は再び強制的なデレバレッジ事象に脆弱な状態にあるとした。