ジェームズは自ら移籍を発表し、フィラデルフィアがジョエル・エンビード、タイリース・マクシー、ジェイレン・ブラウンを軸にチーム作りを進める中、以前のレイカーズでの年俸を大きく下回るベテラン最低保証で契約した。
レブロン・ジェームズは、フィラデルフィア・76ersに約800万ドルの2年契約で加入すると発表した。ESPNのシャムズ・シャラニアは、クラッチ・スポーツ・グループのCEOでジェームズの代理人でもあるリッチ・ポールの確認を引用し、この契約は在籍10年以上の選手に適用されるベテラン最低保証だと報じた。今回の移籍により、ジェームズが2024年に結んだ2年1億400万ドルの延長契約に基づき、前季にロサンゼルス・レイカーズで受け取った5260万ドルから大幅に減額されることになる。 フィラデルフィアは、ジョエル・エンビード、タイリース・マクシー、新たに獲得したジェイレン・ブラウンに多額の資金を投じており、サラリーキャップ上の事情から最低保証枠以上を提示できる余地はほとんどなかった。ジェームズはXへの投稿で、決断の動機は金銭ではなく、なお優勝を争いたい思いにあるとし、キャリア終盤でも勝利を追い続けるための犠牲だと位置付けた。 この契約は異例である。フォーブスによれば、ジェームズの純資産は約14億ドルとされ、2022年には現役NBA選手として初のビリオネアとなったうえ、現在もスター級選手と見なされているためだ。今回の契約額は従来の年俸から90%以上のディスカウントに当たり、2025-26シーズンのNBA平均年俸約1380万ドルも大きく下回る。ライバル球団の幹部は、この取り決めについて、優勝を狙うチームが最大契約によるキャップ負担なしにジェームズを獲得できる点で、実質的に「スーパーマックスの値引き」として機能していると説明した。 今回の移籍は、予測市場にまで波及した注目のフリーエージェント騒動にも終止符を打った。ジェームズの次の所属先を巡るKalshiとPolymarketでの合計取引高は2億4500万ドルを超え、ソーシャルメディア上の手違いを受けて一時はマイアミが本命視されたが、その後、行き先としてフィラデルフィアが浮上した。