サウジアラビアとイエメンのフーシ派による報復の応酬が激化し、4年間続いた停戦を脅かすとともに、米国とイスラエルによる対イラン戦争ですでに逼迫しているエネルギー市場への圧力を強めている。
サウジアラビアとイエメンのイラン支援を受けるフーシ派反政府勢力による報復の応酬が激化しており、4年間維持されてきた脆弱な停戦が崩壊するリスクが高まっている。フーシ派はすでにジザンとヤンブーのサウジアラムコ施設への攻撃を主張していたが、当時リヤドはこれらの攻撃報道を確認しておらず、主張の真偽は確認されていなかった。サウジアラビアとイラン支援の武装勢力との全面戦争が再燃すれば、米国とイスラエルによる対イラン戦争や、テヘランによるホルムズ海峡の報復的な締め付けですでに緊張が高まっている世界のエネルギー市場に一段の圧力を加えることになる。また、内戦の最悪期に飢饉が深刻化したイエメンでは、壊滅的な人道危機を招く恐れもある。