8月1日に予定される3件のアンロックのうち、AudieraによるBEATの6778万ドル相当の放出が最大となる。一方、EIGENとZETAは価格の弱含みと需要の鈍化を抱えたままイベントを迎える。
BEATは8月1日に予定されるトークンの一斉アンロックを前に、過去7日間で32.1%上昇した。BEAT、EIGEN、ZETAの3銘柄で予定される放出総額は7707万ドルに達する。RootDataによると、Audieraは北京時間午前9時に2125万BEATをアンロックする予定で、価値は約6778万ドル、流通供給量の6.87%に相当し、この日の供給増加としては最大である。EigenCloudは北京時間午前5時に約787万ドル相当の3835万EIGENを放出する予定で、ZetaChainは午前0時に142万ドル相当の4443万ZETAを追加する。RootDataはそれぞれ流通量の5.18%、2.94%に相当するとした。 CoinGeckoによると、BEATは過去1週間で2.19ドルから3.69ドルの間で推移し、その後3.16ドル近辺で取引された。BEATの日次出来高は3784万ドルに達し、前日比148%増となった。アンロック額は1日分の売買代金のほぼ1.8倍に当たる。CoinGeckoの流通供給量3億927万枚を用いると、アンロックされたトークンがすべて市場に出回った場合、取引可能供給量は約3億3052万枚に増える計算である。確認時点の価格では、この放出はAudieraの時価総額9億6560万ドルの約7%にも相当する。 Audieraの最近のバーン活動は需要を下支えしているものの、流入予定の供給量に比べれば規模は小さい。同プロジェクトは7月13日から20日の収益が80万530BEATだったと報告し、公表価格ベースで184万ドル相当とした。同期間に79万7230BEATをバーンし、累計バーン量は1704万BEATに達したという。Audieraは「1704万BEAT超が恒久的に流通から除外された」と記した。8月の放出量は直近の週間バーン量の約26.7倍で、累計報告バーン量も421万トークン上回る。 市場の焦点は、新規供給がどれだけ早く取引所に流入するかに移っている。BEATの直近の上昇は3.69ドルで勢いが止まり、下値の目安としては2.80ドルと7日間安値の2.19ドルが意識されている。市場調査アカウントのCrowdWisdom360は「BEATが2.45ドルのサポートを維持すれば、2.60ドルのレジスタンス再試しの可能性が高い。2.45ドルを下抜ければ2.30ドル方向への下落リスクがある」とした。CoinGeckoのコミュニティ投票では60%が弱気で、今回の上昇でも変動性と希薄化への懸念は払拭されていないことが示唆された。 EIGENとZETAはすでにアンロック前から弱含んでいる。EIGENは7日間で12.6%、24時間で7.2%下落し、0.203ドル近辺で取引された。日次出来高は1609万ドルで、アンロック額は1日分の売買代金の約49%に当たる。ZETAは7日間で9%、24時間で5.1%下落し、0.0319ドル近辺で推移した。CoinGeckoによる日次出来高は約407万ドルで、放出額は売買代金の約35%に相当する。報告書は、価格と出来高のデータからFOMOの構図が見られるのはBEATのみで、EIGENとZETAは価格下落と需要低迷の中でイベントに向かっていると指摘した。 米国のトレーダーにとっては、北京時間の8月1日の予定は7月31日に当たる。ZETAは米東部夏時間正午、EIGENは同午後5時、BEATは同午後9時に相当する。報告書は、アンロック後の取引所入金が確認されれば売り圧力のより強い証拠になる一方、継続保管やステーキング、財務用途に回れば、トレーダーがすぐ利用できる数量は限られるとした。