DeepSeek、IPO申請の可能性に備え追加資金調達を一時停止

DeepSeek、IPO申請の可能性に備え追加資金調達を一時停止

中国のAIスタートアップである同社は、2026年6月の初回調達で500億元超を確保した後、プレマネー評価額約4800億元で少なくとも100億元の調達を目指していたが、一部投資家に対し手続きを停止したと伝えた。

ファクトチェック
ロイターはブルームバーグ報道を引用し、DeepSeekが見込み投資家に対し2回目の資金調達ラウンドを停止すると直接伝えたことを確認している。Crypto Briefingも、最初の調達に続く2回目のラウンド停止について補足的な詳細を伝えている。ウォール・ストリート・ジャーナルは別途、DeepSeekがIPOを準備しており、今年末までの書類提出を目標としていると確認しており、「早ければ今年にもIPO申請」との主張と一致する。主張を構成する両要素は信頼できる情報源によって裏付けられている。もっとも、ロイターはブルームバーグ報道を独自に検証できなかったとしており、わずかな不確実性は残る。
要約

事情に詳しい関係者によると、DeepSeekは早ければ今年にも見込まれるIPO申請の準備を進める一方で、2回目の資金調達ラウンドを一時停止した。中国のAIスタートアップである同社は、2026年6月に初の外部資金調達で500億元超を確保した後、プレマネー評価額少なくとも4800億元、約710億ドルで少なくとも100億元の追加調達を目指していた。ブルームバーグは、一時停止の背景の一部として、創業者の梁文鋒氏が、DeepSeekのエヌビディア製チップへの依存や、中国のAIが米国に後れを取っている状況に関する自身の発言とされる内容を巡るオンライン報道に不満を募らせていたと報じた。ただし、これら投稿の真正性は確認されていない。同社は計算能力、データセンター容量、人材の拡充に向けて資金を求める一方、オープンソースモデルと長期的なAI開発を重視する研究優先の戦略を維持している。

用語解説
  • IPO: 企業が株式を公開市場に上場するために実施する新規株式公開。
  • pre-money valuation: 資金調達ラウンドで新規投資を受け入れる前の企業価値評価額。
  • computing capacity: AIシステムの学習と稼働に必要な、チップやデータセンター資源を含む処理インフラ。