スペースX株、スターシップ13号機の無事着水後に上場来安値

スペースX株、スターシップ13号機の無事着水後に上場来安値

13号機はStarlink V3試験衛星20基を投入し、機体を損なわない着水で飛行を終えたが、初の決算発表と9億1160万株のロックアップ解除を控え、株価は110.60ドル前後の上場来安値を付けた。

要約

SpaceXは7月24日、スターシップ13号機で大筋で成功した飛行試験を実施し、Starlink V3試験衛星20基を投入したほか、宇宙空間でスターシップのエンジンを再点火し、テレメトリーデータを送信しながら機体を損なわない形で着水させたと、同社とイーロン・マスクが明らかにした。だが、この技術的節目は株価の軟調を止められなかった。市場データによると、SPCXは7月27日に約3.9%〜4%下落して110.60ドル前後となり、7月24日の終値115.07ドルを下回り、135ドルのIPO価格を約15%下回った。投資家の焦点は8月4日に移りつつあり、同日にSpaceXは初の決算を発表する予定で、9億1160万株を対象とするインサイダーのロックアップも解除期限を迎える。モルガン・スタンレーの12カ月目標株価300ドルと、モーニングスターの公正価値見積もり63ドルの間で、評価見通しは大きく分かれている。

用語解説
  • テレメトリー: 宇宙船からミッションを監視するチームに送信される運用データ。
  • ロックアップ: IPO後にインサイダーによる株式売却の時期を制限する取り決め。
  • 低軌道: 地球に比較的近く、多くの衛星が運用される宇宙空間の領域。