
仮想通貨企業がソーシャルエンジニアリング攻撃への防御を強化するなか、最高セキュリティ責任者のジミー・スー氏は、同取引所が3年以上にわたり社内レッドチームによるシミュレーションを実施してきたと述べた。
バイナンスの最高セキュリティ責任者であるジミー・スー氏は、同取引所が社内レッドチームを通じて毎月内部フィッシング訓練を実施しており、従業員のセキュリティ行動が改善しているかを検証するため、これを3年以上続けていると述べた。テストに不合格となった社員には補習研修が課され、失敗が繰り返されると人事評価に悪影響が及び、最終的には解雇に至る可能性がある。スー氏は、この取り組み開始以降、同社のセキュリティ衛生は大幅に改善したと述べた。この慣行は、ソーシャルエンジニアリングが業界の侵害事案の主要因であり続けるなか、大手仮想通貨企業が内部防御を強化している実態を浮き彫りにしている。AMLBotによると、2025年の仮想通貨セキュリティ事故の約65%がソーシャルエンジニアリングに関連しており、バイナンスの訓練では偽の採用担当者からの接触やカンファレンス招待などが誘因として使われている。