HashdexがNCIQのステーキング開始へ、年次純収益の最初の0.25%を確保

初期提供者はCoinbase Cloudで、普通株主が純ステーキング収益の60%を受け取るのは、普通株NAVの0.25%に連動する会計年度のしきい値を超えた後に限られる。

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要約

Hashdexは、Nasdaq CME (Chicago Mercantile Exchange) Crypto Index ETF「NCIQ」が保有する仮想通貨の一部について、上場株主が分配を受ける前にスポンサーが年次の純ステーキング収益の最初の取り分を受け取る仕組みの下で、ステーキングを開始する計画である。7月23日付のForm 8-Kでは、初期提供者としてCoinbase Cloudを指定し、運用面の準備が整い次第、速やかにステーキングを開始する見込みだとした。 7月23日付の目論見書補足書類によると、まずステーキング提供者が総報酬から自らの取り分を差し引く。その後Hashdexは、Hashdexのみが保有する非上場の別種類株式である1株のSponsor Shareを通じて、普通株の純資産価値の0.25%に相当するしきい値まで、残りの純ステーキング収益を全額受け取る。この水準を超える収益は、40%がHashdex、60%がNCIQ普通株主向けの信託に配分される。 このしきい値は各会計年度ごとに測定され、年度途中の場合は日割り計算される。年間の純ステーキング収益がこの水準を超えなければ、普通株主には一切配分されない。Sponsor Shareに基づく収益は、NCIQの年率0.25%の運用手数料とは別建てである。 Hashdexの商品ページでは、イーサの総ステーキング報酬に対する8%の控除、ソラナに対する8%のバリデーター手数料、カルダノに対する5%のバリデーター手数料が記載されている。7月26日時点で、NCIQ保有資産に占めるイーサリアムの比率は11.75%、ソラナは3.17%、カルダノは0.49%で、合計は15.41%だった。ただし、これら全額がステーキングされることを意味するものではない。Hashdexは、ファンド純資産価値全体に対するステーキング比率の目標レンジを10%から20%としている。 投資家への影響は、どの資産をステーキングするか、ポートフォリオのうちどの程度を充てるか、ネットワーク報酬率、提供者による控除率に左右される。ステーキングはアンボンディングによる遅延、バリデーターの障害、スラッシングも招き得るため、報酬に影響し、償還やリバランスを難しくする可能性がある。その結果、NCIQのNAVと基礎となる価格指数との乖離が拡大する恐れがある。

用語解説
  • ステーキング: ネットワークの安全性確保を支援するためにトークンをロックし、報酬を得る仕組み。
  • スラッシング: バリデーターの障害や不正行為の後に、ステーキングされた資産が減額されるペナルティー。
  • 純資産価値: ファンド資産から負債を差し引いた1口当たりの価値。